診療案内

緑内障外来

診療日 月曜日 午前 ・ 火曜日 午前
緑内障外来

緑内障外来は、中村教授、中西、栗本、坂本、上田らのスタッフと大学院生で担当し、多くの外来・入院患者の診療に携わっています。原発開放・閉塞隅角緑内障に加えて、発達緑内障や続発緑内障患者についても多くのご紹介を近隣のみならず遠方の医療施設より頂いています。

外来診療では通常の細隙灯顕微鏡検査や検眼鏡検査に加え、隅角や前房の解析には超音波生体顕微鏡(UBM)や前眼部OCT(CASIA)、視神経乳頭や黄斑部の解析には現在4種の光干渉断層計(OCTやOCTA)、ハンフリー視野検査やマイクロペリメター等、最新の検査機器を用いて、診断、治療を行っています。
手術治療では、一般的な緑内障手術である線維柱帯切除術や切開術、隅角癒着解離術だけではなく、難治緑内障症例や濾過胞漏出症例に対して、羊膜移植併用線維柱帯切除術を積極的に行い良好な成績を得ています。

また、線維柱帯切除術による治療が困難な難治例に対してはチューブシャント手術を積極的に行っています。
年間の緑内障手術件数は全国でも上位、兵庫県下一位となっています。こうした手術の術後成績についても各種検査機器を用いて詳細に経過を観察しています。
日本緑内障学会データ解析委員会が主導している多施設合同調査において複数のプロジェクト(後期緑内障、緑内障ゲノム解析、構造と視野、正常眼圧緑内障に関する前向き研究等)に参画するのみならず、新規緑内障低侵襲手術の比較試験(Tramtrac試験)を神戸大学が主導して進めており、我が国における緑内障診療の最前線の一翼を担っています。


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