教授挨拶
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教授:中村 誠
(なかむら まこと)
神戸大学眼科のHPへようこそ。
ご覧頂いているのは、患者ならびにご家族の方々、眼科に興味をお持ちの学生・初期研修医・他科在籍中の医師や視能訓練士等の医療従事者の方々、
ならびに医療関係機関の各部門のスタッフの皆様かと思います。
それぞれのお立場で、関心領域には違いがあることでしょう。
患者やご家族の方々は、病気のことやその病気の診療実績や専門医の担当日について、
学生や初期研修医の方々は、神戸大学眼科の教育・研修制度や専門医制度プログラムについて、
あるいは医療関係機関の皆様と同様、神戸大学眼科の診療や研究内容について知りたいと思われているでしょう。
各々の詳細は当該項目のタブをご参照頂くとして、ここでは、そのすべてに関わる神戸大学眼科のモットーを述べます。
神戸大学眼科のモットーはPACS(パックス)です。PACSとは、私の専門領域である緑内障の用語をもじっています。
緑内障の前駆病変に「原発閉塞隅角症疑い」という状態があり、この英語のイニシャルがPACSです。
しかし、もちろん、ここでいうPACSは別の意味を総称しています。
すなわち、Pragmatic(実践的)、Academic(学術的)、Career-path oriented(キャリア志向的)、Sympathetic(共感的)の頭文字を取っています。
Pragmatic:神戸大学眼科では伝統的に臨床を非常に重視しています。机上の学問に捕らわれることはありません。
その時の最新の、しかし、しっかりとした根拠のある診療を行っています。
教授:中村 誠
(なかむら まこと)
Academic:神戸大学眼科では日本をリードする、そして世界に発信する研究を行っています。
一般的な臨床研究はもちろん、基礎の研究室に伍する基礎研究の業績を創出しています。
と同時に臨床に還元できるtranslational researchや医工連携研究を展開し、神戸大学病院の臨床研究中核病院としての機能を牽引しています。
Career-path oriented:神戸大学眼科では在籍する教室員のキャリアプランを尊重した研修プランを提供しています。
小児眼科を学べる兵庫県立こども病院、眼窩疾患で近畿一円から紹介の絶えない神戸海星病院を始め、まさに前眼部から眼球周囲まで、あらゆる疾患を学べる関連病院群を誇り、やる気のある若手医師にとって非常に充実した研修環境となっています。
また大学院で自らの専門性を高め、日本の眼科のオピニオンリーダーとなる医師を多数輩出しています。
Sympathetic:神戸大学眼科は、患者とそのご家族そして当科を志すすべての医療従事者の思いに寄り添い、
当事者の皆様とともにその悩みや困難に立ち向かい、喜びを分かち合う風土を持っています。
是非、本HPの隅々までご覧頂き、神戸大学のPACSをより深くご理解いただければと思います。
……人を幸福にすることは、やはりいちばん確かな幸福である
(アンリ・フレデリック・アミエル)